浮気・不倫の慰謝料

離婚をお考えの方の中には、慰謝料の請求についてお考えの方も少なくないでしょう。
しかし、全ての離婚のケースにおいて慰謝料を請求できるとは限りません。

まず、慰謝料は「離婚によって被る精神的苦痛に対して支払われるお金」を指す言葉です。
そのため、慰謝料の形は主に以下の２つに分けることができます。
①浮気・不倫など、離婚に至った原因（＝離婚事由）によって生じる精神的苦痛に対する慰謝料
②離婚をすることそのものによって生じる精神的苦痛に対する慰謝料
そして、①の形の慰謝料の請求が認められるためには、法的に定められた「離婚事由」が必要です。
離婚事由とは、
・浮気・不倫（不貞行為）
・DVやモラハラなどの肉体的・精神的暴力
・悪意の遺棄（別居が続いている、生活費を支払わないなど）
・その他婚姻を継続し難い重大な理由
以上のような原因と定められています。
配偶者から上記のような被害を受けたというお心当たりがある方は、慰謝料を請求できる可能性があると言えるでしょう。

また、慰謝料の相場は５０万円から１５０万円ほどと幅広い金額となっています。
このように相場が幅広い理由は、個別の事情に沿って慰謝料の金額が決定されることにあります。
そのため、場合によっては相場よりも高い慰謝料を請求することが可能です。そのためには、離婚が成立する前の段階で、経験豊富な弁護士にご相談いただくことが有効だと言えるでしょう。

初雁総合法律事務所は、離婚に関するお悩みに加え、幅広い法律のお悩みに対し解決策をご提案いたします。
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